フットサル豆知識
【第11回】 世界選手権とブラジル代表 (パートⅥ)
 1996年にFIFA第3回世界選手権の舞台となったのは情熱の国スペイン。
  フットサルが盛んな国だけに大会は予想通りの大成功を収め、合計すると6万6000人強の観客を動員した。開催都市に選ばれたのはスペインリーグの強豪チームがひしめくムルシア、セゴビア、カステジョン、バルセロナ。参加したのは世界各国の16チームだった。(ブラジル、スペイン、ロシア、ウクライナ、イタリア、ウルグアイ、オランダ、ベルギー、アルゼンチン、アメリカ、イラン、エジプト、中国、マレーシア、オーストラリア、キューバ)。

  ブラジルはイラン、キューバ、ベルギーと同じD組にエントリーし、予選ファーストラウンドを無敗で突破。セカンドラウンドではウクライナにこそ引き分けたものの、ウルグアイ、オランダを退け、2勝1分けで準決勝に駒を進めた。準決勝はブラジル対ロシア、スペイン対ウクライナという組合せになった。
  ところで今大会で一番のダークホースだったのがこのウクライナ。予選ファーストラウンドではスペインにこそ敗れはしたが、エジプトとオーストラリアを大差で破り、セカンドラウンドではすでに述べたとおりブラジルと引き分け、そのうえ強豪オランダともドロー、そしてウルグアイにまで勝っている。

 準決勝はしかしブラジル、スペインの2大チームがそれぞれ順当勝ちを収めた。ブラジルは決勝でもスペインを6対4で降し優勝候補の名に相応しい仕事をこなした。しかしこのときからすでにスペインの手ごわさを痛感していたに違いなかった。完璧にして無敵だと思われたブラジルの最強神話が崩壊していったのも同大会後のことだった。

 ちなみに今大会で世界最優秀選手に選ばれたのは最近引退したマノエル・トビアス。彼は14ゴールを挙げ、大会得点王にも輝いている。

※代表メンバーは以下の通り
セルジーニョ、バジェ、マルシオ・ブランシェル、ショコ、クロビス、ジャシール、ダニーロ、ヴァンデル・イアコビーノ、フィニーニョ、バギーニョ、サンドリーニョ、マノエル・トビアス (監督:タコン)

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