
ファルカン
以下がファルカンのインタビュー のつづき
FPFS(以下、F): フットサルを始めたのはいつですか?
ファルカン(以下、フ): 89年(12歳)にグアピーラに少し在籍して、91年にまた同じチームに戻りました。92年(15歳)からはコリンチャンスでプレーしました。このようにして選手としてのキャリアを築き始めていったわけです。
F: 子供のときは誰とどこでフットサルを練習しましたか?
フ: いつも道でやったり、学校でやったり、父が通っていた社交クラブでやったりしていました。私はそのクラブで育ったんです。ある日友達がグアピーラのセレクションを受けに行くというので一緒に誘われ、その流れでチームの人や友達とプレーするようになりました。友達の中には私の弁護士のヴィニシウスもいました。そのときは本当に色々な人が私をサポートしてくれました。私の父は肉屋をやっていたんですが、夜遅くまで働いていたため時間がなかったんです。フットサルとの出会いはだいたいそんなところです。
F: あなたにとっての憧れの選手は誰でしたか? またなぜその人に憧れていましたか?
フ: ジョルジーニョのプレーを見るのが好きでした。彼はテクニックに優れた選手でした。残念ながら彼とはあまり接点がありませんでしたけど。あとはヴァンデルのこともすごく好きでした。彼はすばらしい選手であるだけでなく、私によくしてくれました。GMでは一緒にプレーもしましたし、あのころ彼は引退間近で、逆に私はデビューしたばかりでした。実際、私が彼の代わりにチームに入ったような形でした。彼は私に自分の背番号を譲ってくれたので、それから私もブラジル代表で名前を残した彼の背番号(12番)を背負うことにこだわりました。

F: フットサルを始めたころ誰の影響や助けを借りましたか?
フ: いつも父がサポートしてくれました。両親ともにいつも助けてくれましたね。友達の影響も大きかったです。それに自分にチーム入りを勧めてくれた人たちの存在もありました。彼らがいなければ今の自分はありません。みんなが私の才能を信じてくれたし、物事がうまくいくようにバックアップしてくれました。
FPFS(以下、F): 今までずっとアラとしてプレーしたんですか?
ファルカン(以下、フ): そうですね、いつもアラでしたね。アラは特徴のあるポジションです。そのときの状況によっては流れでピヴォをやったりした時期もあるんですよ。今でも前でプレーしないといけないときはピヴォをやりますよ。でも100%好きなポジションといえばやっぱりアラなんです。
F: 子供の頃の夢はなんだったんですか?
フ: やっぱりプロ選手になることでした。まわりの人はみんな僕にサッカーの選手になって欲しがっていたけれど、僕にとってはフットサルが情熱の的だったし、こればっかりはどうしようもなかった。テクニックを駆使するのが好きなので、常に足元にボールがないと嫌なんです。だからサッカーをやると、ボールがなかなか自分に来ないので我慢できませんでした。結局、自分がずっとやってきたフットサルが好きだったんですね。それは今でも変わりません。
F: フットサルで今のような地位にまで上りつめると思っていましたか?
フ: フットサルの歴史において自分が今いる地位を獲得することは考えていませんでしたね。ビッグクラブの選手としても、代表の選手としても認められることはすばらしいことです。ここ数年いい評価を受けてきましたが、毎年最後の年のつもりで生きています。いつかときは過ぎ去りますからね。でも本当にここまで来られるとは想像していませんでした。

F: フットサルを続けていくうえで障害を感じたことはありますか?
フ: コリンチャンスに入ったばっかりのときに、あそこが大きなクラブだということもあるんだろうけど、嫌がらせのようにパスをくれないということはありました。最初はそういう感じでしたけど、わたしの実力を分かりだすと、ジュニアやジュベニールの選手たちも仲良くしようと近づいてきましたね。そこでは実力こそがなによりの力でした。その後は自然にうまくいったように思います。だからあまり問題はありませんでした。
F: プロとしてデビューしたのはいつごろですか?
フ: 94年(17歳)です。あのときはまだジュベニールで1年目だったんですが、トップチームでプレーするように呼ばれました。ベンチでのスタートだったんですが、チームが勝っているときに5分だけ出場しました。95年にはジュベニール2年目にもかかわらず、トップチームでもほとんどレギュラーとしてやっていました。そのときはジュベニールとトップをハシゴしていました。ジュベニールでプレーするときはもう余裕を持ってできるようになっていましたね。95年にはコリンチャンスでサンパウロ州選手権を優勝しました。そのときにはすでにチームの戦術の一部として機能していましたね。プロとして安定してきたのはその頃からです。
F: フットサル以外で家族や友達について聞かせてください。
フ: わたしは性格も明るいし、友達を家に呼ぶのが大好きです。今までも多くの友人に囲まれて生きてきました。子供や妻はわたしの人生です。わたしたちは遠くで離れて時間を過ごすことがありますが、そのときは早く会いたくて仕方なくなりますね。子供を育てるのが好きなんで、子供を散歩に連れて行ったり、学校に送ったりするのは自分がします。子供たちとはできるだけ側にいてあげるようにしています。友達といるときはできるだけ彼らに優しくしてあげたい。本当の友達ならいつでもうちに来ることを歓迎します。