ブラジルどすこいコラム
【第7回】 ブラジルの朝食事情
ポルトガル語で朝食のことを「カフェ・ダ・マニャ(café
da manhã)」といいますが、その名の通りブラジル人の頭の中には朝起きたらまずカフェ(コーヒー)を飲むのが普通だという考えがあるようです。これは老若男女共通のことで、小さな子供まで渋い顔をしながらコーヒーをすすったりしている姿は日本人から見ると、少し奇妙な感じもします。日本でコーヒーといえば、嗜好品としてあくまで大人が楽しむ飲み物で、子供のうちはお預けとされていますよね。そして「カフェイン中毒」、「コーヒー中毒」などの言葉があるように飲みすぎると良くないというイメージもあります。
しかし地球の裏側のブラジルではスポーツマンから一般人までみんなコーヒーが大好き。もちろん中には敬遠する人もいますが、この真っ黒なドリンクがブラジルの朝食の主役であることは紛れもない事実。ジュースやお茶がその座を奪うことはこれからもまずないでしょう。その理由のひとつにコーヒーの方が他の飲み物よりもずっと経済的だということがあります。まさに大衆向けのドリンクなのです。
弾丸ツアーや武者修行でブラジルに滞在する場合にも、朝食には必ずコーヒーが出されることと思いますが、日本の薄いコーヒーとは別物ですので「私は苦手」という人もぜひ試してもらいたいものですね。ブラジル人は濃くて苦いコーヒーに大量の砂糖を入れてちょびっとだけ飲みます。一口飲むと、誰もが最初は「あまっ」と、顔をしかめるのではないでしょうか?それでも一旦慣れてしまえば不思議と病み付きになってしまう。それがコーヒーの魅力、あるいは恐ろしさ?ですね。ブラジルの朝食でコーヒーとセットになっているのがパンです。種類はフランスパン、菓子パン、ポン・デ・ケージョ(チーズパン=写真)と様々ですが、どんなパンであろうとこれがまたカフェ・コン・レイチ(カフェオレ)なんかと実に良く合う。これにバナナやメロンが加われば言うことなしですね。ブラジルに来たら、ご飯、味噌汁、納豆という理想はぽいっと捨てて、あなたも現地の朝食をエンジョイしましょう。