ブラジルどすこいコラム
【第8回】 ブラジルのお水
 日本では誰もがみんな運動の後に近くの水道まで走っていって、蛇口に口を近づけて水をごくごく流し飲みしたなんて思い出があると思います。蒸し暑い夏の時期にはかすかに冷えた水道水が喉にしみて「やっぱりなんだかんだ言っても水が一番美味しいなあ」という気にさせてくれます。水に限らず水道水から麦茶を作って運動場に持参するのもいいし、粉末のポカリスエットを魔法瓶に入れて持っていくのも贅沢です。ただし、こういうことは日本だから気軽にできるのです。

 ブラジルの場合(特にサンパウロ)、まず水道水を飲むのは不味い以前に衛生上あまり良くないことだと考えられています。水道水が汚ければ、それをその水で麦茶やポカリスエットを作ったところで当然汚くなります。そのためブラジルの家庭では飲み水は買うのが常識。ミネラルウォーターを購入するか、そうでもなければ浄水器を設置します。飲み干す度にミネラルウォーターを購入する人のために水屋さんまであり、電話一本で数十リットルの水の入った巨大な容器を家まで運んできてくれます。飲み水としてだけでなく料理にもこういった市販の水を使う人も少なくなく、それだけブラジル人は水に対して気を使っています。

 ブラジルではレストランに行っても日本のようにまずコップ一杯の水が出てくるということはありません。水が欲しい場合でもイチイチ頼まなければならないのです。人によってはお金の節約のために水道水をコップでもらう人もいますが、現地の水に免疫がない日本人の方にはミネラルウォーターを注文することをオススメします。

  ジムや体育館などの運動施設にも大抵浄水機能が付いた冷水機が存在しますので、どんなに汗をかいて喉がカラカラでも水道の水には手を出さずにきれいな水が飲めるところを探しましょう。くれぐれも水のせいでお腹を壊し、下痢が収まらず、練習にも参加できない、なんてことにはならないように。

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