ブラジルどすこいコラム
【第12回】 意外と知らない彼らの本名
 サッカー選手を始め、フットサルを含むブラジルのスポーツ選手の多くが本名ではなくニックネームで選手登録されていることをご存知でしょうか? ニックネームといっても名前をそのままもじったものや、その人の身体的特徴を基にしたもの、または、おふざけとしか思えないようなものまでと様々。
 サッカーブラジル代表にヴァグネル・ラブというニックネームの選手がいますが、彼の本名はヴァグネル・シルヴァ・ナシメント。「ラブ(Love)」というのは遠征中、宿泊先に女性を連れ込んだことが由来だそうです。それにしてもそんなエピソードを登録名にしてしまうとはさすがブラジル人、ユーモアがありますね。

 フットサルの選手でもニックネームを使っている選手は多く、世界最優秀選手のファルカンもそのうちの一人です。彼の本名はアレサンドロ・ホーザ・ビエイラ。ファルカンというのはポルトガル語で「鷹」という意味ですので、おそらくこのニックネームは顔の特徴を捉えたものでしょう。昔サッカー日本代表にもファルカンという監督がいましたが、そういえば彼の顔もどことなく鳥似でした。

 ファルカン以外では、フットサル日本代表のセルジオ・サッポ監督の“サッポ”もまたニックネームです。サッポというのは「カエル」という意味で、これも単純に顔の雰囲気が似ているからです。彼の場合幼い頃から目が大きくて、そう呼ばれるようになったとか。ちなみに本名はセルジオ・アギアール・ギマラエス・フィーリョ。

 元フットサルブラジル代表のインジオは「インディオ」、つまり“ブラジルの原住民”という意味です。本当にインディオの血が流れているのかどうかは知りませんが、これも褐色の肌に角ばった顔立ちという外見の特徴から来るものでしょう。本名はアンドレ・デメトリオ・ダ・シウバ。

 ブラジル代表のペセ監督の本名はパウロ・セザール・デ・オリベイラ。ペセはアルファベットのPとCをポルトガル語発音したもので(実際はペー・セーと伸ばして発音する)パウロ(P)・セザール(C)の頭文字に当たります。 また、ペセ監督の場合は、頭がキレるからパソコン(PC)とイニシャルをもじったとも言われていますね。

 これ以外にもブラジルではフットサル界だけでも挙げるとキリが無いほどのニックネームが登録に使われています。その一部をまとめましたので興味のある方は以下を参照してください。

ニックネーム 本名
ヴァウジン ジョアン・バチスタ・ド・ナシメント・カルバーリョ
ピカ・パウ ルシアーノ・コヘーア・デ・アラウージョ
フィニーニョ ポウロ・セルジオ・リラ・ゴエス
シコ フランシスコ・カルロス・デ・カルバーリョ・ニアラージ
シソ ジェフェルソン・ロドリゲス・デ・ブリート
ベットン アルベルト・ヌネス・ダ・シウバ
レコ アレックス・ドミンゴス・ダ・ホーザ
シュマイケル フラビオ・セルジオ・ビアーナ
シドン アルシデス・ペレイラ・ダ・シウバ
ハト ハファエル・フランサ・ベゼーハ・デ・リラ
カブレウーバ パウロ・エンリキ・メンドンサ・ドス・サントス
ピポーカ マルコス・ソラート

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